ボルダリングジム経営に浮き沈みはつきもの

 

皆さま、こんにちは。

2020年3月23日にこの記事を書いております。

新型コロナウイルスの感染拡大が世界各地で広がってしまっているところです。ただいま、10年に1度くらいの危機的な経済状況です。

 

私は以前、ボルダリングジムを経営しておりましたが、これからボルダリングジムを起業したい方のために一言、アドバイスさせて頂きたいと思います。

 

まずはですね、この日本において、何か経営をするということは、10年に1度はほぼ必ず危機的な状況が訪れます。これは覚悟しておかねばなりません。

 

私がボルダリングジムを経営していた中であったのは、リーマンショックと東日本大震災、熊本地震だったでしょうか。

 

まだ、私の経営していたジムが地震の被災地ではなかったから、直接的な被害はありませんでしたが、一時的に消費が冷え込んで新規客が来なくなったりすることがありました。熊本地震のときには、高速道路が普通になって南九州にトラック便が届かなくなり、いろいろなものが品薄になることがありました。それでも、被災地に比べればまだ恵まれているほうでした。

 

今回は、新型コロナウイルスということで、また全く違う影響が出ていると思います。この新型コロナウイルスも、どれくらい時間がかかるか分からないけれども、おさまってくるのだろうと思います。自然に何かの原因でおさまるのか、特効薬みたいなものが開発されて制御できるようになるのかは分かりませんが、時間はかかるかもしれないけど、人類はなんとか克服していくのだろうと思います。

 

それでですね、経営をするという以上は、こういう危機的なことが10年に1度は確実にやってくるということは覚えておいたほうがよいです。

 

それに対する備えも必要で、日ごろからボルダリングジム以外の収入源も確保しておくのも一つの考えかなと思います。

 

他の収入源で、ある程度、技術があるなら副業で稼げるようにしておくのは、一つのリスク回避の方法です。

 

他の動画でも説明しておりますが、動画編集である程度の副収入があるなどですね。

 

他には、お金に余裕があるなら、不動産投資などがある程度、楽に稼げる定番と言われていますが、普通に1000万円以上からの投資になっちゃうので、ちょっと難しいだろうなと思います。ちょっと前は、田舎の方の定番で、太陽光発電というのもありましたが、さすがにこれは完全に廃れました。もう、今から売電で儲けるとか絶対に無理ゲーです。

 

さらに言うと、ボルダリング、フリークライミングのグッズを通信販売するなどでしょうか。しかし、これは消費が冷え込むと、それなりに売れなくなるから、リスク回避になるか疑問ですし、後発でやって、もう何年もネットショップをやっているところと互角に戦えるほど甘くはないです。相当、珍しい品揃えなどがない限りには無理ですね。

 

と、副業もそれなりに考えないと難しいのは確かです。

 

あとですね、こういう危機に備えるためには、日ごろから利益をしっかり資産的なものに置き換えていくということも大切かなと思います。思わず儲かったら、何でも自分のものを買ってしまう方は注意が必要ですよ。

 

つい、車を買っちゃうみたいな方は注意が必要です。

 

ボルダリングジム経営なら、鉄板なのは、クライミングホールドを買うと一番投資効果が高いです。これは絶対に覚えておきましょう。

 

まず、クライミングホールドは、ボルダリングジムに多くあったからといっても邪魔にはなりません。毎月新しいホールドがあるボルダリングジムって行きたくなるじゃないですか。それだけで、新しいお客さんを呼べます。

 

そうやって、クライミングホールドは、購入した分以上の価値を生み出します。そして、不必要になったら、ヤフオクやメルカリで売却すればよいです。ちなみにホールドは10年ほど寝かすと、希少価値の出るものがいくらかは出てきます。そういうレアなクライミングホールドは買った時の価格より高く売れるものもあります。

 

売却して二束三文というクライミングホールドはありませんでした。ボルダリングジムにとって、クライミングホールドに投資するのが、一番手堅いですね。あと、大きな声では言えませんが、利益が出過ぎた時に節税でクライミングホールドを購入しておくという手もないこともないです。あまり派手にやると脱税になりますので、注意が必要です。一般的にみて、派手過ぎない程度ならば節税にはなるんじゃないかと思いますけど、この辺は税理士さんあたりに確認してみてください。

 

なにはともあれですね、10年1度は危機的なイベントがあって、ボルダリングジムの経営者は頭を抱えるわけです。もう、これは絶対にそんな感じになります。逆に開業して10年間、全く悪い時期がなかったジムとかほぼ存在しないと思いますよ。もう、いつも苦労の連続になってきます。

 

その苦労も受け入れられる覚悟をもって、ボルダリングジムの新規開業にのぞんでくださいね。