クライミングホールドの洗浄方法

高圧洗浄機を使うのが一番です!

 

クライミングホールドを1年間、使っていきますと手垢、チョーク等でだんだん汚れていきます。放置しますと臭います。高校の柔道場のような汗っぽいにおいがホールドからしてきます。梅雨時期にはカビも生えてきます。

 

商業用のボルダリングジムの場合は、半年に1回ほどすべてのホールドを取り外して、高圧洗浄機で洗浄し、ホールドの配置を変えて取り付けることをやっていました。ホールド替えというやつです。大変な重労働でした。今とはセットの方法が全く違っていて、通称「まぶしセット」というもので、ホールドを密集して取り付けるというのが一般的だった時代です。今は「ラインセット」というのが流行っていて、ホールドを密集させるジムは少ないと思います。

 

何はともあれ、1年に1度くらいはホールドを全部外して、一度洗浄するのがよいと思います。昔は塩酸入りのサ●ポールのようなトイレ洗剤を使っていた時期もありました。しかし、すすぎが不十分だと手荒れの原因になりますし、塩素が入っているからホールドが退色し、表面が劣化していく原因にもなっていました。

 

この頃は、家庭用の高圧洗浄機が安価でありますので高圧洗浄機を使うのが一般的です。

 

やり方は簡単です。

 

まず100均で売っているハメコミ式の人工芝を数枚買ってきてジョイントし、並べます。家庭用なら6枚~8枚程度で十分だと思います。

 

人工芝の上にホールドを並べます。

 

高圧洗浄機で、表と裏を思い切り吹き付けて、洗ってください。

 

洗浄が不十分だと乾いてから白いチョークが浮き出ることがありますので、十分すすぎの高圧洗浄もしておくことです。

 

大きなスローパーなどは気持ちよいほど汚れがとれて楽しいです。

 

小さなスクリューオンホールドなどは吹っ飛ばされます。どちらかというと小さなホールドほど面倒です。

 

人工芝を敷いておくと床面の汚れがホールドに再付着することを防いでくれます。

 

人工芝の面積が広いとそのまま放置すれば、乾かす工程も放置するだけでできてしまいます。

 

プライベートウォールを作って、ホールドを配置したらすべて終わりではなく、年に1度はホールドをすべて取り外して洗浄してあげてください。

↑クライミングホールドの洗浄方法について語っている動画です。