カチ系ホールドを極める

カチ系ホールドというのがあります。

突起が1ミリ以下みたいな極小のものもあって、自然の岩場だと間違いなく出てくるヤバいホールドです。苦手にする人も多いと思います。

 

ちなみに私はカチ得意でした。一時は結構な「カチラー」でした。

 

カチ系のホールドを親指添えて持つのを通称「カチ持ち」と呼んでいました。正式名称は、「アーケ」だっけ。誰も知らない、うちの仲間では「カチ持ち」とだけ読んでいました。

 

持てるようになると、スローパーもガバ系もなんでもカチ持ちするのがカチラーです。スローパーをカチ持ちしてどうするねん!って感じですが、意外とカチ持ちして保持できるんですよね、カチラーにとっては。たぶん誰も分からないと思うのですけど、カチ大好きでした。

 

カチ持ちできるようになるにはそれなりに指を強くしないといけません。やっぱり、全体重が指先にかかってくるので、指が弱い人はカチ持ちで保持できません。指の強さが命です。

 

強化するにはキャンパスボードで訓練するしかないです。まだ、非力でキャンパスボードでパシパシできないにせよ、ラングにぶら下がるだけで指は鍛えられます。あと、うちのジムには厚さ2ミリぐらいのドクロマークがついたヤバいラングがあって、そこでぶら下がってトレーニングしていました。

 

指が圧迫されて、相当痛いです。2ミリの厚さの木片に指がくい込みまくりです。が、1か月くらいやるとそこそこ慣れます。そういうのでカチ持ちを鍛えていました。

 

もうヤバい系のトレーニングを指先を傷めない程度にやりまくり、指を作っていくのです。もう試練ですね。

 

自然の岩場では、カチ持ちする細かいホールドはいっぱい出てきますので、やっているうちに自然と鍛えられていくのではないかと思います。あと、ヤバいくらい指先が強い人は、自然のカチ系ホールドもオープンで持ったりする人もいます。そういう人は、もう極端に指先強くて、憧れますが、そういう人はなかなかいません。

 

そんな感じで、指の強さを鍛えろ!で、このカチ持ちの講座を終えたいと思います。すみません、しょうがない結論でございました。