とても久しぶりの更新です。
約１年ぶりかな。
元クライマーだけども完全にサーファーになってしまいました。
昨年のこと。2020年11月ごろに突然、サーフィンに目覚めました。
45歳のおっさんが突如、サーフィンをやりはじめたんです。
きっかけは嫁さんがサーフィンやりたいって夏ごろに言い出してですね、
嫁さんがサーフィンスクールの個人レッスンに通い出したのです。
宮崎の青島というところにはとてもよいサーフィンができるビーチがあって
近隣にサーフショップが数軒あります。そこで個人レッスンしてくれる講師も
手配してくれます。
だいたい２時間で6000円、一人あたりって感じが相場かな。
そういう単発の講習に通い出しました。
それなりに費用もかかるから、
月に１～２回程度、通っていまして
動画を撮って欲しいってことで私も青島のビーチに行きました。
最初はスマホで動画をとるだけでしたけども
次はお父さんもどうぞってことで誘われました。
とりあえず、嫁さんと娘と私の３人でレッスンを受けました。
スラックラインをやっていたこともあって
大きな大きな初心者用のサーフボードには立つことができました。
しかし、波に乗っているって感じでもないし
講師の方にサーフボードを押してもらって
波に乗っても面白くないなあと
個人的には思いました。
できれば自分の力で波に乗ったら面白そうだと思って、
私の場合は、さっさと中古屋さんにいって
中古のサーフボード（ショートボード）を１万円くらいで購入しました。
それで、一人でサーフィンに行ったけども
ショートボードだと激ムズなんです。
２時間やっても全く立てるどころか
波にすら乗れない。
１日目は散々な結果でした。
で、さっさとショートボードは諦めて
７フィートのスポンジボードを買いました。
約４万円の出費。
だけども１０万円は普通にするサーフボードの世界では
４万円は安い部類です。
スポンジボードに変えたら
あっという間にサーフボードに乗ることができました。
これは単純に浮力の問題でして、
65リットルとかすさまじい浮力があるので
初心者でも乗りやすい設計になっているのです。
サーフボードに関しては
「初心者は大きい浮力のボードを使え派」と
「初心者から浮力のないボードを使え派」の２派閥があります。
どっちも正しいといえば正しいですが
45歳のおっさんがサーフィンを続けるという意味においては
前者を選ぶのがベターかなと思います。
後者の浮力のないボード、例えば30リットルの浮力のショートボードだと
初心者が立てるようになるまでは相当長い日数がかかります。
普通の人は、3日も4日もボードの上に立てなかったら
心が折れちゃいますから。
とりあえず、サーフボードに立てるようになったはいいけども
サーフィンというのは劇的に難しい。
スラックラインを長くやっていたけども
もう異次元に難しいんですよね。
スラックラインって、難しいけど
日によって劇的にコンディションが変わるってことはないです。
多少、風が強い日、気温が高い日などありますけども
毎日劇的にコンディションが変わってしまうなんてことはないです。
だけど、サーフィンというのは
もう毎日波の高さ、形が違うし、
潮の満ち干で、時間でも来る波が全然違うんです。
この来る波の形を把握するだけでも
初心者には超難しくて四苦八苦でした。
あと、サーフィンできる海岸線でも
いい波が立つ場所というのは、約２キロくらいの広大な海岸線のある
青島でも数か所しかなくて、その場所は熟練者たちでごった返しています。
初心者がいい波にトライできる環境ではないんですね。
ただ、私の場合は、はじめたのが秋で、非常に幸運なことに
冬がやってきてくれました。
普通、冬がきたら寒くて
サーフィンするのが嫌になると思うんですけども
私の場合は、全くの逆でした。
気温が下がるたびに一人ずつ、ライバルが減っていくのです。
１１月の下旬からだんだんサーファーの数がへっていき、
１２月、１月とどんどん減って
１月の中頃だと約２キロの海岸線で私一人だけのプライベートビーチになったことも
あった。
5ミリの厚さのウェットスーツを着たら
実際のところ、海に入ってしまえば
たいして冷たくはないんですね。
顔とか、耳とかそういうのは寒いけど
外気温が５度くらいでも
海の中は、どんなに冷えても宮崎だと１８度かそこらはあります。
そういえば、私、大学のときに山岳部に入っていて
冬の沢登りとかやっていましたけども
そのときの沢の水温とかたぶん５度とかそんな感じで
刺すように冷たかったです。
そんなのに比べりゃ数段マシだなと思っていました。
慣れれば慣れるもんです。
幸運なことに冬でとても空いた
初心者的に最高に練習しやすい環境を手にいれることができました。
さすがに12月31日あたりの寒波がきたときは
寒いなあと思いましたけども
着替えの時を除いては、そんなに凍えるようなこともなく、
逆にその寒さがあったおかげで２月、３月は楽勝にすら思えました。
とりあえず、入れる日は毎日、海に入って
サーフィンの修業をしています。
さすがにおっさんなので
劇的に上手くなることはないですが、
ほんのちょっとずつ、微妙に上手くなっていて
サーフィンするのがとても楽しいです。
というお話でした。
長文、失礼しました。