外国人のボートの漕ぎ方が斬新だった

高千穂峡でボートの順番を待つ間、

携帯のバッテリーも切れかけて

何もやることがなかったので

人間観察してました。

 

とある外国人が目につきました。

 

頭にスカーフっぽい民族衣装をまとった女性2人と

ちょっと色黒でエキゾチックな顔立ちの男性1人の乗ったボートです。

 

ボートの番号が11番だったので

「ナンバーイレブン」というコードネームに

私が勝手に命名しました。

 

ナンバーイレブンのボートは、ボート乗り場を出ますと

他のボートに2回、3回ほど接触しまくって

川の下流の方へ流されます。

 

もう、ボートのオールの漕ぎ方がめちゃくちゃです。

 

全然、前に進みません。

 

ボート乗り場のおっちゃんが大声で指示を出しますが

日本語が通じるわけもなく

下流へ流されていきます。

 

再下流にいきますと

トラロープが張られていて

そこで止まるシステムです。

 

スカーフをまいた女性が

トラロープを引っ張って

川の左岸側の流れの少ないところへ

回避します。

 

が、男性のオールの漕ぎ方が

猛烈に下手くそで、ぜんぜん前に進みません。

 

見るに見かねた別の外国人が

英語で教えてくれていますが

オールの漕ぎ方は改善しません。

 

で、船首の女性が中央へ移動し、

右のオールは女性がこいで

左のオールは男性がこぐ方式へチェンジ。

 

しかし、漕ぎ方のバランスが猛烈に悪くて

今度は船がぐるぐる回転をはじめました。

 

全く前に進みません。

 

ここで普通にオールをこぐことを諦めて

オールを船のオール受けの金具から外して

ラフティングボートのように漕ぎ出しました。

 

これで、遅いながらもボートは前進をはじめました。

 

ナンバーイレブンのボートはこの頃で

すでにタイムリミットの30分は大きく過ぎているはずです。

 

で、上流の滝があるエリアまで

ノロノロと前進をした模様。

 

マジで自由すぎる操縦に

岸でみていても面白かったです。

 

さらに1時間経過して

やっとナンバーイレブンのボートが戻ってきました。

 

全員、ずぶ濡れです。

 

推定ですが、たぶん滝に近づきすぎて

大量の水をかぶったのだろうと思います。

 

マジで自由だわ。

 

制限時間を1時間もオーバーしていて

彼らの後に順番待ちの渋滞が発生していました。

 

彼らは全くおかなまいなしです。

マジで自由すぎてビビった。

 

以上