子どもが卓球を習っていて、全国大会に出場してしまった。
習い始めたのが今年の2月下旬から。まだ半年も経っていない。
なぜ習い始めで全国大会に行けたのかというと、いろいろなラッキーが全部重なったからだ。
一つは、同じクラブに女子の6年生が2名いてくれたということ。経験がある子が2名いてくれたのはよかった。この2名は5年近くダブルスを組んでいるので、ダブルスがかなり強い。
4月の時点で同じクラブに女子選手が8名ほどいたのだけども、部内リーグ戦でギリギリの3位に入れてしまった。他の子が学年が3年か4年の子が多かったこと。
いろいろ条件が重なってAチーム、Bチームの2つあるうち実力のあるほうのチームにギリギリで入れてしまった。
4月にあった県予選では5チームが参加し、上位1チームだけが全国大会出場だった。それで2位になったが、優勝したチームが高額な遠征費を嫌って全国大会出場を辞退してくれたので、なぜか実力もそんなにないのに全国大会出場が決めってしまった。
で、東京体育館というオリンピックが開かれて日本選手が金メダルを獲ったという由緒ある体育館で試合ができることになった。
1試合目は、石川のチームと試合だった。そこそこ健闘したが負けてしまった。
2試合目は、優勝候補の京都のチームとの試合だった。相手は小学1年生だったが、バンビというクラスで全国2位の実力者に手も足も出ずに負けた。
3試合目は、それなりに1セット取れて勝てそうな感じもあったが、経験の差が出た。逆転負けだった。
そんなこんなで、惨敗だった。
反省点としては、全国大会に出て勝とうと思ったら、卓球に関する技術は全て一定の水準以上にないといけない。弱点があれば、そこは徹底して突かれるということだ。
小学生といえど、全国大会レベルになれば戦術や心理戦もやってくる。ただ強い球を打つだけでは勝てない。わざとゆっくりな球を出してミスを誘っていくみたいな巧妙な戦術を使ってくる子もいる。緩急やスピンの量に対応できる練習も必要だ。
全国大会に出場するとなると相手のベンチコーチもかなりレベルが高い。観察眼が鋭くて、必ず弱点を見抜いてくる。そして、次のセットでは必ず修正ができるような選手たちなのだ。だから、相手に修正されたら、こちらがさらに違う一手を出せないといけない。その次の1手を出す技術力がなくて負けてしまった。
何はともあれ、全国大会でぼろ負けだったけども面白いものを見せてもらったからよかったかなあ。
以上