感覚のスポーツ

この頃、卓球にハマっている。子どもが卓球をはじめて7カ月になるが、九州大会、全国大会に出場してしまった。これは、ただただラッキーだっただけで、実力は伴っていなかった。しかし、色々と強い卓球少女達を見ると、負けるのが嫌な娘なので、負けたら泣く、練習する、負けて泣く練習するを繰り返すうちにだんだん強くなってきた。

 

クラブの中で最初は14名くらいの最下位だった実力はたった半年で上位の1位か2位を争うまでになった。小学生男子相手でも、県内上位選手と互角に試合ができるまでになった。

 

で、いろいろと卓球上達法を練習するうちに、とあるYouTubeのページにたどり着いた。

 

有名な卓球コーチが、高校生からはじめた子を練習させて全国大会に出場させたい!というもの。

 

10回シリーズくらいの動画で、結構見ごたえがあった。

 

しかし、全国大会には出場できそうにもなく、動画は残念ながら10回目で途絶え、その後の更新はない。

 

それで私がこのシリーズ物の動画になぜ興味を持ったかというと育成の失敗例がここに記されてしまっていたことだ。

 

卓球というスポーツの中で、ラケットでボールを打つ感覚、回転をかける感覚、回転を見極める感覚、相手の選手がどこにいるかボールを打ちながらも視界の外側でなんとなく見える感覚、ボールを横にステップしながら打つ感覚、急に戻る感覚などなど。結局は卓球って感覚なんだね。

 

その全国大会を目指した子は、ボールをラケットのどの位置でとらえているかの感覚がない子だった。あと、ボールが卓球台のどの位置で落ちてくるか予測するのも苦手な子だった。サーブのときに回転をかける感覚もちょっと苦手っぽかった。

 

年齢が上がると、感覚をつかむのに時間がかかるんだね。

 

そういえば、私も46歳になるけど、卓球は毎晩やっているので着実に上手くなっている。

 

というのは、いろいろ考えたら中学生のときにテニスをやっていたので、道具でボールを打つという感覚だけは残っているんだよね。だからおっさんになっても卓球のラケットのどのへんでボールをとらえているかは分かっている感じ。

 

いろいろあるけども、卓球で子どもを上手くさせようと思ったら、感覚、感覚、感覚、感覚を磨かなきゃダメなんだ。

 

そういうことに気づきました。

 

そういえば、ボルダリング、サーフィン、スラックラインといろいろやってみたけど、めっちゃ上手くなることがなかったのは、私にはそういう体操系の感覚があまりなかったことだろう。その辺の体操競技系の感覚があったら、上手くなっていたかもね。

 

そういう感覚のお話でした。

 

以上