2日前の土曜日に娘の卓球大会があった。
市民のための大会で、主としては中学生向けの大会だったと思う。小学生の部もあったが、参加者少数で中学生の部に合体させてもらった感じだった。中学生と混じってやるのは、先月のカデット予選があったのであまり抵抗がなかった。部活の子は、やや弱いイメージで小学生のクラブ出身者が無双する感じはカデット予選と同じ感じだった。
娘はノーシードの選手なので、強い人のグループに入れられた。まずは3名一組のグループリーグを勝ち上がる必要がある。中学1年の部と中学2年の部があったが、娘は小学6年ながら中学2年の部に入れられた。部活の中学2年生に混じって戦ったが、1戦目にまさかの敗戦だった。
敗因ははっきりしていた。それは、娘が練習のときの卓球と試合用の卓球で全く別の卓球をしていたからだ。練習ではほぼ使わないバックハンドの粒高ラバーを7割くらい使って打っていた。フォア面強打のよさが完全に消えた。練習では1日2時間練習してバック面の練習なんて15分くらいしかやっていなかったので、とてもミスが多かった。小学生の頭脳だと、そういうことは気づかないらしい。観客席で見ていてあまりにも無謀な作戦にビックリした。
練習でできないことは試合ですることは難しい。まあ、そういうことだ。わざわざ練習のときの自分のスタイルを崩して、試合は試合用の卓球をやる。自分で試合を難しくし墓穴を掘った。
しかし、この敗戦はよかったように思う。結果的に、この敗戦で得たものが大きかった。
予選リーグは1勝1敗の2位抜けになってしまった。この大会には幸運にも2位トーナメントというものが用意されており、2位トーナメントにまわった。ちなみに1位トーナメントで勝ち進んだ場合には、2試合先に結果的に優勝した強い選手がいて、さすがにその選手を倒すことは不可能な感じだった。
2位トーナメントだが、各リーグから2位の選手が入っていて、だんだん強い選手と戦っていく。娘としては、適度なレベルの選手と多く試合できた。1回戦は楽勝、2回戦も問題なし、準決勝はかなり苦戦して1セット落としたがなんとか勝てた。2位トーナメント決勝はクラブ上がりの子だったが、勝てた。
結局、5勝1敗で終えた。はじめて個人戦で結果らしきものが出たので良かったと思う。また、はじめて個人戦で賞状がもらえた。
そして、よかったのは試合の中でいろいろな問題点が見えた。
・サーブはかなりレベルが高い
・サーブで初見殺しのものを1つ備えたい。10対9であと1点欲しいときに、初見殺しサーブがあれば初戦は勝てたと思う。
・レシーブもレベルはかなり高い方。2本連続でレシーブミスすることは全くなかった。
・スマッシュは精度が悪いので練習が必要。力が入り過ぎる。
・ドライブも精度が悪い。力が入り過ぎなのだ。
・バック粒のプッシュも精度が悪すぎる。
・バック粒のブロックも精度が悪い。
・練習で、フォア強打の引き合いとかもしないほうがいいかも。
結果的にジュニアの女子の県大会レベルで勝ち進むために必要な練習法で誤ったことをやっていたことが分かった。
まず、強打で打ちあうという試合は、県大会レベルだと少ない。確かに決勝とか準決勝などでは、強打のラリーになるのですが、1回戦、2回戦レベルだと地味なツッツキ中心のラリーになることが多いです。すなわち、地味なツッツキ中心のラリーでいかにミスなく点を取れるかがポイントだったということです。今までは無駄に強いボールにこだわり過ぎていたと思います。
とにかくミスを減らすということに練習の中心を移して、自分からミスをして負けないようにすること。あと、試合でバックを多く使うならバックの練習を増やすことが大切だと感じました。