クライミングウェアについて

クライミングウェアについて語った動画です。音声主体ですので、聞き流しでどうぞ。

 

 

 

 

クライミング、ボルダリングのときに着るウェアについて考えてみたいと思います。まず断っておきますが、私、ファッションセンス全くないです。着るものいつも本当に適当です。なんでもいい感じ。いつも作業着を着ていますから、ファッションについては多くを語る資格はございません。

 

しかし、若干ネタに困りつつある今日この頃。と言ってもクライミング上達法だけで毎日動画をアップして10分以上毎日しゃべれているので、結構すごいかもしれません。ネタに困ったので探していたらウェアについて語っていなかったので語っておきます。

 

一応、クライミング用のウェアというのも売りに出されています。もう業界からは離れていますが、クライミングウェアについてどうかと忖度なく申しますと、よいものもあれば悪いものもあるとだけ申しましょうか。

 

悪いものに関しては、まずクライミングウェアと語っておきながら、夏場にちょっと汗をかくと足が上がりにくいクライミングパンツとかありました。マジで使えないです。

 

そんなに使えない割にすごく高い!値段が高いくせして半値以下のトレパンの方が登りやすい!って何なんだろうと思っていました。

 

エアコンのパワーが弱くて、やや暑苦しい環境で登っていたとはいえ、クライミングパンツで足が上がらないとかないだろうと思うのです。

 

理由は簡単、素材が綿、つまりコットンなんですよ。それは汗を吸えば、肌にひっかかるし、素材として伸びないし、最悪です。

 

股のところの裁断が悪くて足を上げづらい構造とかもありました。

 

デザイン性に凝り過ぎて、イマイチなものもありました。見た目にカッコいいけれど、冬に外岩で着ると寒すぎるとかもありますね。防寒性、機能性を全く無視しているようなウェアもときどきあります。

 

基本的にクライミング用のウェアとうたっていますが、作っているデザイナーさんはほぼほぼクライミングやっていないんじゃなかろうか?という商品もあります。有名なクライマーさんが監修していたとしても、結局、有名なクライマーさんには被服のスキルがあるかどうか怪しいものもあります。

 

そういうのを考えると、実際のところは、機能性だけ考えると結構ガチな感じのスポーツメーカーが出しているジャージみたいなものが軽くて、手足を動かしやすく、一番じゃないかと思えてきます。が、さすがにボルダリングジムでジャージは恥ずかしいという感じです。

 

はい、だから可もなく不可もないようなクライミングメーカーのクライミングパンツを履いていました。

 

あと、冬の外岩なら、絶対必要なものがダウンジャケットです。これにはお金をかけましょう。3万とか5万とかとびきりいいものを買ったほうがよいです。

 

私は貧乏だったので、そんな上等なダウンジャケット買えませんでしたけど、そうすると何枚も厚着しないといけません。冬のマイナス3度くらいの中、登るときだけはTシャツ1枚になるのですが、厚着していたら何枚も脱がなきゃいけない。マジでだるいし、面倒臭いです。

 

良質なダウンジャケットなら、1枚脱いで登りだすみたいな感じで本当に羨ましかったです。

 

そんなこんなで、クライミング業界の発展のためにはぜひぜひクライミングウェアを買って欲しいというのが私の立場です。特に売る側にとっては、クライミングウェアって博打的な要素が多分にありまして、恐ろしい商品なんですね。季節が過ぎると二束三文になる商品ですから本当に恐ろしいです。

 

だんだんクライミングのウェアメーカーも増えていると思いますし、その間で競争をしてくれたらもう少し機能的なクライミングウェアも増えてくるのではないかと期待しております。その辺はさすがに解消されてくるでしょう。これからの発展に期待します。