何度もいうがクライミングウォール用のパネルを設置して、ボルトオンのホールドを取り付けたほうが、ホールドのバリエーションは増える。また、ボルトオンのホールドの方がホールドの設置、取り外しが楽である。できる限り、ボルト穴のあるクライミングウォールの方がよいと思うが、日本の住宅事情など考えるとボルト穴のないクライミングウォールも多いのではないかと推測する。
というのは、やたらとスクリューオンのホールドが売れるのである。あまりおすすめしないけど、スクリューオンのホールドだけのクライミング壁が多いのかもしれません。
そういうことで、スクリューオンのホールドだけでボルダリング壁を仕上げた場合について解説してみたい。
ボルト穴が必要なければ、クライミングウォールの組み立ては楽である。
住宅の石膏ボードの上から、針葉材合板を2枚重ねで打ちつければ、簡単なクライミングウォールが作れます。ボルト穴がないから、下地の木材もなくてもOKです。石膏ボードに穴を開けたくなければ、下地の木材はあった方がよいと思います。
合板や木材があれば、どこでもクライミングウォールになります。
スクリューオンのホールドの設置も非常に簡単です。
インパクトドライバーや電動ドリル等で設置ができます。
スクリューオンのホールドは割れやすいので、インパクトドライバーで締めると強く締めすぎて割れる原因になります。最適なのは、ビスの締め付け強度を調整できるクラッチ付きの電動ドライバーがよいと思います。
スクリューオンのホールドは、厚さがないので、あまり何も考えずにどんどん設置しても大丈夫なことが多いでしょう。
スクリューオンのホールドを多用すると細かいホールドには強くなり、自然の岩場を登りたい人には最適なトレーニングになるかもしれません。いろいろ試してみてください。